フリーランスに名刺はあったほうがいい!
フリーランスに名刺は必要?と聞かれれば、 「あったほうがよいよ」と答えます。 なくてもなんとかはなりますが、個人的に面倒くさいことが多かったのです。その理由については3点あります。以下で説明します。
理由① 「名刺持ってません」のやりとりがめんどい
名刺交換する際に、片方は持っていて片方は持っていないと、「私もってません」というやりとりが毎回発生します。 さすがに何度もこの状況が続いてくると、面倒になってきます。 そういう気苦労をするくらいなら、名刺を持っておいて渡したほうが楽になります。
理由② ないと不審に思う人が一定数存在する
ネット業界にいると、名刺がなくてもfacebookなどでやりましょうとなることが多いため、なくてもいいと思うことが多いです。 一方、ビジネスの場にて行われる名刺交換の際に持っていないと、不審な人と思われるケースがあります。 かつて仕事を頂いていた方に話を聞いたところ、「適当な仕事をするフリーランスに仕事を依頼しており、それ故に変な仕事をしそうな人とは一緒にしたくない。ビジネスマナー知っているか、名刺持ってるかとかそのレベルから判断している」という方がいらっしゃいました。 そういう方にたいして、 初対面の名刺交換まで手を抜かない≒ちゃんとしている と思われることによるメリットはあるとは思います。
理由③ 覚えていただける可能性が高まる
名刺のデザインや記載内容を独自のものにすることにより、話題が発生したりします。 盛り上がる話題があると、覚えてもらいやすくなります。 また、後でfacebookやLinkedinなどでつながる際にも、名刺交換した◯◯ですと伝えるだけでつながりやすくなります。 最近では、名刺管理ツールに登録してもらえたりもするので、後から連絡をくれるかもしれません。 なにか仕事が発生したときに、「あの人に声をかけよう」と覚えておいてもらえるということは将来的にかなり重要になります。
フリーランス名刺のおすすめの作り方
私が効率的と思ったフリーランス名刺の作り方は以下の通りです。 作り方① 掲載情報を整理する 作り方② デザインを決める 作り方③ 紙質を決めて発注 順に説明します。
名刺の作り方① 名刺に記載する内容を整理する
名刺に記載する内容を整理しましょう。 以下4点はマストです。 ① 名前 ② 屋号 ③ 肩書(職種) ④ メールアドレス 以下は、自宅登録などしていると情報が漏れてしまう可能性があるので必要であれば記載するくらいで問題ありません。 ⑤ 電話番号 ⑥ 住所 ⑦ SNSアカウント 住所がなくても不審に思われることは少ないです。 たまにどちらでお仕事されているんですか?と聞かれるケースもありますが、「自宅兼オフィスです」「コワーキングスペースです」などと答えておけば問題ありません。 そして、facebookやTwitterなどのSNSアカウントは仕事用と割り切って記載してもよいかと思います。 ※ネット業界ですとfacebookを使われる方が多いため。Twitterでの作品や発表を見てくれる人もいるので将来的な仕事に発展したりします。 フリーランスエンジニアの方だと、githubのアカウントなどを共有していらっしゃる方もいます。
名刺の作り方② デザインを決める
正直な話デザインは完全に個人の好みの世界です。 どうやってデザインを決めればいいかというと、 「過去もらった名刺の中から、イメージに近いものを選び、これをベースにこうしてくれと依頼する」という方法が一番スムーズです。 イメージに近いものがない場合は、ネット上から頑張って探す必要があります。 もらったときの質感等もあるので、過去の名刺の中から良いとおもったものは写真におさめておくもの良いです。 また、ここからどう作るかですが2通りあります。 ① デザインテンプレートサービスを使う 最近はサイト上で作成できるツールがあります。 こだわりの無い方、安く仕上げたい方は、テンプレートを使ってシンプルにしあげましょう。 以下のようなテンプレートを配布(無料/有料も含む)している名刺印刷サービスもあるので、活用してみてはどうでしょうか? https://whoowhoo.com/ https://www.zazzle.co.jp/ https://raksul.com/online-design/business_card/ ② クラウドソーシングや知人を頼ってデザイン作成してもらう こだわる方は、クラウドソーシングや知人に発注してもよいかと思います。 依頼する場合は、2〜5万円前後で作成いただけます。 デザインは好みの世界なので、デザイナーさんのポートフォリオ(過去制作作品)を見てから発注するかどうか決めるとベターです。
デザインをキレイにするためのオススメポイントとしては「フォントと配置にこだわる」です。 フォントを替えると、見栄えが相当変わります。依頼する際も自分で作る際も、フォントにこだわって作りましょう。 デザインはおとなしめのほうが安全です。 今まであった人でこだわった名刺を持っている人は、アーティスト寄りな傾向があり、人によってはマイナスイメージに映る場合もあります。 覚えてもらいやすいという傾向もありますが、攻めているデザインの名刺を用意する場合は、落ち着いたやつも持っておくとよいでしょう。 ※コストは倍になりますが・・・
名刺の作り方③ 紙質を決めて発注
ここも完全にこだわりの世界です。 ・光沢の有無 ・白の色味 ・紙の厚さ ・紙質 など好みにあわせて選択しましょう。 過去にもらった名刺から、良さそうな紙質のものを選んで、それに近そうなものを選びましょう。 100枚1000〜2000円程度で作れる&届くのも数日なので、悩むよりは、 一旦よさそうなやつから選んでみて、あとから帳尻をあわせていくという手段も有りだと思っています。
私はどうやって名刺を作成したのか?
私のフリーランス時代には、あまりにも安っぽいのはダサく見えてしまうとおもったので、そこそこお金をかけました。 ・デザインは知人に.aiで作成してもらいました。クラウドでお願いする金額とあまり変わりませんでした。 ・知人にお願いしたのは、過去のデザイン実績を知っていたからです。期待通りのデザインが最短で出てきました。 ・名前、肩書など必須事項を掲載しました。 ・こだわり箇所としては、マーケティング系のキーワードを肩書に散りばめていたことでしょうか。 ・住所掲載せず、電話番号は格安SIM×法人用携帯のものを使用。 ・紙質100枚で1500円くらいの上質紙です。以下を使いましたが、どこもそれほど変わらないと思います。 https://www.meishiryohin.com/ あとからやっておけばよかったなぁとおもったのは、SNSアカウントの記載くらいですね。 あくまで個人のこだわりの範囲なので、どこまでこだわるかはキメの範囲ですが、 参考になりましたら幸いです。