フリーランスの請求書送付はどの雛形を使う?おすすめの請求書とは?
フリーランスで請求書を送るとき、月に1回以上は必ず発生する作業と思います。 その際、先方が指定してくれた請求書を使えばいいのですが、それ以外の場合は自分で作る必要があります。 相当面倒なので、雛形・テンプレートを探す方も多いはず。 ・何が書かれていなければならないのか? ・おすすめの請求書の送付方法とは? 本記事では、上記2点について解説します。
請求書には何が書かれていなければならないのか??
基本的に、以下が書いてあれば請求書と成立します。逆に、どの請求書テンプレ・雛形でも以下は必ずかいてあるので、そこまで心配する必要はないかと思います。 ・請求先会社名 ・請求内容サマリ ・請求の内訳 ・請求金額 ・税金の内訳 ・屋号(法人名) ・住所 ・連絡先 ・代表者 ・印影 ・支払い期限 ・振込先口座名
おすすめの請求書の送付方法とは?
雛形を使おうという話をしていました。 ExcelやGoogleスプレッドシートの雛形で作って郵送してもよいのですが、 無料の請求書管理ツールを使うという方法をおすすめしています。 ・月間のやりとりが5通程度の場合は、無料でメール送付できる ・複数社ある場合のやりとりが効率化できる(月1時間〜3時間の削減と考えると相当コスパいい) ・1通150〜200円で郵送対応してくれるサービスが多い 特に郵送している人にとっては本当にありがたいサービスだと思います。 この作業、相当面倒ですので。 私は郵送せずにメール送付での請求書のやりとりしかしていないのですが、毎回作る手間が省けるので、だいぶ助けられています。 ※管理系で会計ソフトの次に課金したサービスです。
フリーランス・副業向け請求書送付ツール一覧
フリーランス・副業向けに限らず請求書を送付できるツールについて一覧でまとめています。いろいろな会社がサービスを出していることがわかります。
サービス名 | 最小料金 | コメント |
---|---|---|
Misoca | 0円(月5通まで)〜 | はじめは無料で使える。個人的にはこれ |
RaQool | 0円(月5通まで)〜 | はじめは無料で使える。安く済ませたい人向け |
invoy | 0円 | 無料で使えるが、OLTA社のPRが多い |
みつもらー | 0円〜 | 無料だが、無料だとシステム上からメール送信できない&印影登録できないのがツライ |
Zoho | 0円〜 | 海外製品。CRM全般連携させる場合にはありかも |
Makeleap | 500円〜 | 入金状況可視化などまで行える。セールスフォース連動が魅力的だがフリーランスには無縁 |
ツカエル | 500円〜 | きれいなデザインのものが多い |
board | 980円〜 | バックオフィス全般まで管理可能 |
MFクラウド請求書 | 1280円〜 | 会計ソフト連動など多機能 |
Freee | ※2380円〜 | 会計ソフトFreeeと契約する必要あり |
備考 ※2019年11月地点の数値です。
請求書送付ツールの選び方は?
選び方ですが、
この手のツール、基本的にほとんど機能的な差がないです。
そのため、ざっくりいいますと以下の通り決めて問題ないです。
① 簡単に作る場合は無料のものを好みで選ぶ
② 月千円程度払ってもいいのであれば、使っている会計ソフト連動のものを選ぶ
まずは①の無料で開始できるツールについて説明します。
請求書ツールの詳細(無料から始められるツール)
Misoca
・Misoca(月5通まで0円。15通まで月800円、100通まで月3000円:2019年11月現在) フリーランスエンジニアに限らず、取引する対象が5社〜10社くらいの方には、私はMisocaをおすすめします。 最初が無料とスモールスタートできるのが魅力的すぎます。 機能も他のものとほぼ変わりありません。弥生会計が買収したサービスなので弥生会計との連動がしやすかったりしています。 逆に、請求書枚数がかなり増える場合には少し割高になってしまうので、注意が必要です。 フリーランスエンジニアでそういうサービスを開発する場合には、避けたほうがよいでしょう。
RaQool
・RaQool(月5通まで0円。5000通まで月980円:2019年11月現在) RaQoolはmisocaのコスパ版というイメージのものです。とにかく安くと思ったらこちらが検討に入ってくるかと思います。 最小機能で、最大コスパというコンセプトなので、+αを求める人には向かないと思います。
invoy
invoy(すべて0円:2019年11月) 請求書作成ツールは技術的難易度がそこまで高くないため、多くの企業が参入しています。 invoyを運営するFINUX株式会社もそのうちの一つ。後発なので0円開始からスタートしている様子。 無料でいるのは、関連会社がいてそこへの送客を目的としているからだと考えています。 代表の澤岻優紀さんつながりで、(おそらく)OLTA株式会社の関連会社。無料がゆえにOLTAのPRがよく出てきます。 ※OLTAはファクタリングサービスです。
Zoho
Zohoはビジネスアプリケーションをクラウドベースで提供しています。 その中の一機能であるZoho invoiceで請求書管理をすることができます。 使い勝手は悪くないんですが、 ・他のCRMツールまで連動しないといけない ・外資の日本ローカライズはあまり成功例を聞かないので避けたほうが無難 ※日本人向けの機能を開発してくれない傾向にある と好きな人は使ってもいいのでは?が所感です。
有料で使える請求書ツール
・みつもらー有料版 ・board ・Makeleap ・MFクラウド請求書 ・ツカエル などがこちらにあたります。有料で使えるだけあって、どれを使っても後悔はないと思います。 料金も月間数百円の差しかなく、ほぼ誤差といえる範囲なので、好きなものを使えばよいと思います。 もしくは機能的にこれいいなぁと思えるものをチョイスする感じです。 ちなみに私は、MFクラウド請求書を使っています。 そもそもMisoca使っていたのですが、MFの料金改訂時にそちらに以降しちゃったほうが楽と判断したからです。
Freeeは会計ソフトの1機能として販売中
Freeeにて会計処理されている方は、Freeeの機能「請求書」をつかってしまうのがよいです。 MFクラウド請求書にも同じことが言えるのですが、会計ソフトに付随していると連携が楽ということがあります。 ほぼどのツールもオールインワンを想定して作っているので、そちらに付随するものとして対応してしまっても問題ないです。 ※FreeeがいいかMFクラウド会計がよいかは、完全好みの世界と考えています。
それでも、どうしてもExcelの雛形を使いたい場合は?
この時代、あんまりオススメはしないのですが、 上述したSaaS企業(ツール販売企業)が顧客獲得のために、わざわざExcelの雛形を作成してくれています。 どれを使っても変わらないので、デザインの好みにあうものを使ってみましょう。 個人的にはMisocaのテンプレートがカラー的に一番スキだったので、そちらを選びました。